アニメ『けいおん』で登場した飛び石群も登場!地元民が集う「京都・鴨川」の知られざる魅力とは?

雑記

僕イチオシの京都・鴨川の楽しみ方を紹介!

みんなこんにちは!メトメだよ。

それにしても、11月なのに初春並みに暑い。暑すぎてアウターの出番がやってくる気配が微塵も感じられないよ。

季節の境目がぼんやりしているのって、地球温暖化の影響なのかも。近い未来には四季がなくなっているなんてことも有り得るのかな?

さて、余談はここまでにして、今回は僕が愛してやまない「京都・鴨川」について徒然なるままに紹介。

釣りやキャンプはまったく関係ないけれど、僕の旅の記録も兼ねて記していくので、ほんの1mmでも興味がある人はぜひ読んでね。流し読みでもいいからさ!

過去に京都に約3年間住み、毎週鴨川に通っていた僕なりの楽しみ方も紹介するので、ぜひチェックしてね!

鴨川とは?

鴨川の遠景
鴨川は京都にある一級河川だ(撮影:メトメ)

まずは鴨川について簡単に紹介しよう!

鴨川は桟敷ヶ岳付近の源流を起点とし、桂川と合流するまで京都市内を南北に流れる、全長約23キロメートルの河川だ。

桟敷ヶ岳とは、京都府京都市北区と右京区京北町の境界にある標高895.9mの山であり、関西百名山にも選ばれている。

川沿いには広い範囲で遊歩道やサッカーコートなどが整備され、人々の憩いの場となっている。

今回は京都に約3年住んでおり、京都を愛してやまないメトメおすすめの、地元民が訪れる鴨川のホットなスポットを紹介。

今回紹介する場所のなかには、アニメや映画の舞台になっている所もあるので、気になる人はぜひチェックしてね。

■納涼床が立ち並ぶ三条大橋・四条大橋エリア

納涼床
納涼床がどこまでも軒を連ねている(撮影:メトメ)

まず最初に紹介するのは三条大橋・四条大橋エリア。ここには有名な「鴨川納涼床」が立ち並んでおり、「貴船の川床」「高雄の川床」に並ぶ京都の三大川床のひとつなんだ。

納涼床のはじまりは、なんと江戸時代にまでさかのぼる。戦乱の後、裕福な商人を中心に鴨川に見物席を設けたり、茶店を作ったりするようになったそうだ。

そしてこれが鴨川納涼床のはじまりといわれているんだ。

江戸中期には、約400軒もの茶屋が浅瀬や砂洲に床机を並べており、「河原の涼み」と呼ばれていた。

納涼床の下には、鴨川から分流した「みそそぎ川」という小さな川が流れている。

みそそぎ川のゴイサギ
みそそぎ川で小魚を狙うゴイサギ(撮影:メトメ)

みそそぎ川にはさまざまな鳥がよく飛来してくるので、間近で観察できるのも鴨川の魅力だ。

鴨川納涼床を最高に楽しめるのは夏。国内外から訪問してきた多くの観光客で賑わい、京都らしい風景を堪能できる。

なかでも筆者のおすすめは納涼床の夜景だ。人々の喧噪のなか、どこまでも連なるような提灯の優し気な灯りに心が癒される。

鴨川でたそがれる人々
鴨川の河川敷でたそがれる人々(撮影:メトメ)

このエリアは繁華街が近いので、朝夕問わず多くの人々が河川敷に集まり、思い思いの時を過ごす。

鴨川に訪れたなら、こんな風に川のせせらぎを聞きながら、物思いにふけるのもおすすめの過ごし方だ。

鴨川で遊ぶ親子
鴨川で遊ぶ親子(撮影:メトメ)

鴨川には昼夜問わずさまざまな人々が集い、川遊び・日光浴・楽器の練習・絵画などそれぞれの時を過ごしている。

そんな人々の様子をただぼんやりと眺めているだけでも楽しいよ。

■二条大橋・荒神橋の飛び石群

二条大橋の飛び石群
二条大橋の飛び石群。この日は雨で増水して渡れなかった(撮影:メトメ)

三条大橋・四条大橋エリアを上流に向かって歩くと、その先には二条大橋・荒神橋の飛び石群がある。

飛び石群とは、河床を安定させるために設けた「帯工(おびこう)」と呼ばれる構造物の上に配置したコンクリートブロックのことなんだ。

飛び石群は水位が低いときには人が渡れるという二次的な役割を果たしており、朝には通勤や通学をする地元民が渡っている姿がよく見られる。

そして、飛び石群は設置されている場所によって形が違うのも特徴だ。

三角おにぎりや舟、さらには亀などの形を模しており、場所による形の違いを楽しめる。

きっと、鴨川へ訪れる人々が親しみをもてるようにとの願いを込め、正方形や長方形などのシンプルな形じゃなく、ユニークな形にしたんだろうね。

二条大橋の小舟型の飛び石
二条大橋にある小舟を模した飛び石(撮影:メトメ)

鴨川に設置されている飛び石群のうち、最下流に位置しているのが二条大橋の飛び石群だ。

ここには千鳥と4隻の小舟を模した飛び石群が設置されており、小舟に腰掛けて読書をしたり、映画「タイタニック」の真似事をしたりする人々の姿がよく見られるんだ。

荒神橋にある亀の形をした飛び石
荒神橋にある亀の形をした飛び石に乗ると、浦島太郎気分を味わえる(撮影:メトメ)

二条大橋をさらに上流に進んだ先にある荒神橋には、亀の形を模した飛び石群が設置されている。

晴れている日は子どもたちが亀の背中に乗ってはしゃぐ姿がよく見られる。

僕も京都に住んでいたころにこの亀に乗ったときがあるが、まるで自分が浦島太郎になったかのような気分を堪能できた。

川沿いに設置されている看板
平安時代の京都の地図が描かれている(撮影:メトメ)
国宝の絵画のレプリカなんかも展示されている(撮影:メトメ)

また、鴨川の橋脚の下には写真のような展示物が設置されている。

京都の歴史であったり、絵画のレプリカの展示であったりと内容はさまざま。

鴨川沿いを散歩しながら展示物を鑑賞することで、京都の歴史や文化を深く知ることができるんだ。

■アニメ『けいおん!』にも登場した鴨川デルタ

鴨川デルタとは鴨川(賀茂川)と高野川が合流する地点だ(撮影:メトメ)

最後に紹介するのは僕の一番お気に入りの場所、鴨川デルタだ。

ここは、鴨川(賀茂川)と高野川のふたつの川が合流する場所であり、ギリシャ文字のΔ(デルタ)に形が似ていることからこのように呼ばれている。

近くには同志社大学があるので、休日には家族連れだけでなく大学生のグループなどで賑わっている。

鴨川デルタの飛び石群
鴨川デルタの飛び石群で遊ぶ人々(撮影:メトメ)

鴨川デルタにも飛び石群が設置されており、週末になると子どもたちがよく駆け回っている。

実は、鴨川デルタはアニメや映画にもたびたび登場しているんだ。

京都が舞台のアニメ『けいおん!』では、オープニングで主人公の女の子たちがこの飛び石群を渡っているシーンが描かれている。

さらに、鴨川デルタは京都大学出身の小説家、万城目学の「鴨川ホルモー」にも登場しており、聖地巡礼として訪れる人も多い場所なんだ。

出町柳駅
アニメ「けいおん!」に登場した出町柳駅(撮影:メトメ)

鴨川デルタの近くには、『けいおん!』に登場した出町柳なんかも。

徒歩で行ける距離なので、鴨川デルタに立ち寄ったついでに出町柳駅を訪れるのもおすすめだよ。

鴨川のカモ
鴨川の野鳥は人に慣れているので間近で観察できる(撮影:メトメ)

鴨川にはサギやカワウ、カモなど多くの野鳥が飛来する。

野鳥たちは人に慣れていて間近で観察できるので、鳥好きには楽園間違いなし!

また、今回写真におさめることはできなかったが、鴨川にはネズミの仲間で外来種のヌートリアも生息しているので、運がよければ出会えるかも。

京都に住んでいたころに撮影したヌートリアの動画があったから、思い当たるスマホのフォルダをあさりまくったんだけど、見つけられず…。

残念無念…。

■京都に行くなら鴨川へ行こう!

鴨川にはたくさんの魅力が隠れている(撮影:メトメ)

京都には寺社仏閣を中心に数多くの観光地があるが、鴨川もそれらに負けず劣らず魅力に溢れている。

京都に旅行に行った際は、友人や恋人、家族同士でのんびりと鴨川を散歩するのもおすすめだ。

ただし、鴨川でランチをする際にはトンビに要注意!

やつら、背後から大事なご飯をかっさらっていくから。

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