
懐中電灯をランタンとして活用する簡単な方法をご紹介!
9月も終盤に差し掛かり、やっと秋の気配を感じはじめた矢先、夏の暑さがぶり返してきた。部屋の壁に掛けてある温度計は29℃ちょうどを指し示している。
去り行く名残惜しさゆえか、夏が戻ってきたのかもしれない。僕は先日しまったばかりの扇風機を押入れから引っ張り出した。
さて、今回はキャンプで使える小技を一つご紹介。
見出しにも書いているとおり、懐中電灯(フラッシュライト)をランタンに変身させるとっても簡単なやりかたを説明していくよ。
キャンプだけじゃなく、災害発生時の緊急的手段としても使える小技なので、覚えておいて損はなし。ぜひチェックして。
懐中電灯をランタンに変える具体的な方法とは?
ここでは、懐中電灯をランタンとして使用するための手順を簡潔に記していくよ。
必要なもの
懐中電灯

言わずもがな、まず最初に必要なのは主役である懐中電灯だ。もちろん、懐中電灯が明るければ明るいほど、ランタンにした際も明るく、広い範囲を照らしてくれる。
明るさの単位は、カンデラ(cd)・ルクス(lux)・ルーメン(lm)など、さまざまな種類があるけれど、懐中電灯でよく用いられているのはルーメンだ。
一般的にルーメンの数値が高ければ高いほど明るく、市販されている懐中電灯のそれは100~50,000ルーメンと実に幅広い。
ただ、明るければいいという訳ではなく、その分電池のもちが悪いというデメリットなども。少なくとも300ルーメンあれば十分に周囲を照らしてくれるよ。
今回僕が使ったのはこれ。最大約10,000ルーメンとかなり強力な懐中電灯で、充電式なのでとても使いやすいんだ。

水で満たしたペットボトル

懐中電灯のほかに、水を満たしたペットボトルも用意しよう。水をしっかり入れるという部分が、今回のポイントだよ。
懐中電灯をランタンにする手順は?
さて、いよいよここから、懐中電灯をランタン代わりに使う手順を説明するよ。なお、明るさの違いを伝えるため、写真撮影時のカメラ設定はきっちり統一している。

懐中電灯のみの場合は、上は照らせても周りを照らせない。これだとランタンとしては使えないよね。
それでは、さきほどのペットボトルを懐中電灯の上にのせてみよう。するとあら不思議。

こんなに明るく周囲を照らしてくれるランタンに早変わり!水の中で光が乱反射することで、こんな風に照らせるんだ。
この時、ペットボトルを懐中電灯の上にうまい具合に乗せるために、懐中電灯が入るような容器があるといいね。
何度も言うけれど、カメラの撮影条件はきっちりかっちり統一している。
ランタンの明かりをしばらく無心で眺めているうち、僕はあることを閃いた!
「色付きの容器だったら、周りも色付きで照らしてくれるんじゃ…」
そう思い立った僕は、早速あることを試してみた。その結果が下の写真。

サイバーパンク感たっぷりなケロリンが爆誕した!そして予想通り周囲を黄色に照らしてくれる。
それにしても、ほんまにサイバーケロリンだ。無駄に寄って撮ってみた。

黄色い光子を撒き散らしながら堂々と発光するさまは、神々しさすら感じるほど。気づくと僕は目に涙を浮かべながら、自然と手をあわせていた。
なんて冗談はさておき、光を通す容器であれば、水を入れることでランタンとして使えることがわかった。
同じようなコップを持っている人はぜひお試しあれ。ケロリンが気になった人は買ってね!
スーパーの袋でもランタンができる!

実はペットボトルだけじゃなく、スーパーの袋でも即席ランタンがつくれるんだ。それが上の写真だよ。
でも、水を入れたペットボトルとの差は一目瞭然。スーパーの袋はペットボトルのランタンよりも暗い。
この方法は、ペットボトルも水も用意できないような場合に最終手段として使うのがよさそうだね。
おすすめのLEDランタンはこれ!
最後に、僕が実際に触れてみて使いやすかったLEDランタンを独断と偏見で紹介する。
商品比較をするなかで見つけた逸品たちなので、自信をもっておすすめする!
コールマン(Coleman)クアッド(TM)マルチパネルランタン

アメリカで創業し、120年以上の歴史をもつアウトドアの雄、コールマンの「クアッドクアッド(TM)マルチパネルランタン」。
側面に分離式の発光パネルが4つついており、懐中電灯だったり、立てかけてちょっと照らしたりとマルチに使えるのが特徴。
さらに、各発光パネルの背面にはマグネットが入っているため、車やテーブルの金属部分に貼り付けて作業灯としても使える優れもの。
明るさは最大約800ルーメンで、USBポート付きなのでスマホなどの充電も可能だ。アルカリ単一形乾電池を4本または8本使用する。
また、全方向からの水しぶきに10分間耐えられる(IPX4)だけの耐水性もあるんだ。
ファミリーや友達とのキャンプにおすすめ!
クレイモア(CLAYMORE)ULTRA3.0

韓国で創業したプリズム社が手掛けている「クレイモア(CLAYMORE)ULTRA3.0」。それにしても、チェアワンで有名なヘリノックスも韓国のDAC(ダック)社だし、韓国ってアウトドアに強いね。
この商品は同ブランドの定番商品で、小さな順にM・L・Xサイズの3種類から選べる。
テーブルに置いて使ったり、ロープに吊るしたり、スマホスタンドに立てたりと、使い方は幅広い。
明るさは、Mが2,200ルーメン、Lが2,700ルーメン、Xが3,200ルーメンと一番小さなMでも十分に明るいほど。
とはいっても、使用シーンは人によってさまざまなので、サイズは用途にあわせて選び分けよう。
バッテリーはサムスン(SAMSUNG)製のリチウムイオン電池で、USB Type-Cで充電可能だ。
また、場の雰囲気にあわせ「Warm」「Bright」「Cool」と3つの光色に切り替えられる。さらに、より明るさがほしい場面に備え、ターボモードも備えているのがうれしいポイント。
なにより、スタイリッシュでシンプルなデザインが格好いいよね。
ベアボーンズ(BAREBONES)ビーコンライトLED 2.0
さまざまなライトを開発しているゴールゼロ(GOAL-ZERO)の創業者であるロバート・ワークマンが手掛けているアウトドアブランド、ベアボーンズの「ビーコンライトLED 2.0」。
同ブランドはビンテージ感に溢れたデザインの商品を数多く取り揃えている。
なかでもビーコンライトLED 2.0は定番で、人気が高い商品。リチウムイオンによる充電式で便利だ。
また、カラビナと一体になったスイッチを回すことで、無段階で光量調節ができるんだ。
無段階っていうのは段階なしという意味。つまり、自分の好みの明るさに自由に設定できる。
さらに、ロゴプレート部にはLEDインジケーターがついており、充電池の残量を確認できる。
なによりクラシカルな外観と、リラックスできる暖色の光がキャンプの雰囲気をぐっと盛り上げてくれるよね。
今回紹介した方法は、キャンプだけでなく災害発生時にもきっと役立つので、頭の片隅にでも入れておいてくれたら。
それじゃあ、また!
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