あなたにぴったりのナイフが見つかる!初心者向けの基本的なナイフの選び方とは?

キャンプノウハウ

あれほどとろけそうだった暑さもすっかり過ぎ去り、涼しい秋がやってきた。最近では、朝の肌寒さに起こされる日が増え、身をもって秋を実感しているメトメだよ。

さて、秋はキャンプをめいっぱい楽しめる絶好の季節。これからキャンプに出掛ける予定を計画している人もいるんじゃないかな?

キャンプの楽しみといえば料理。そして料理をするために必須なのが「ナイフ」だよね。

でも、ひとくちにナイフといっても、シースナイフ・フォールディングナイフ・アーミーナイフと種類はさまざまで、初心者はどれを買えばよいのか迷うよね。

そこで今回は、初心者向けにナイフの種類と選び方を紹介していくので、ぜひ参考にしてね!

キャンプ用のナイフとは?

ナイフのイメージ
ナイフはキャンプで必須のアイテムだ(撮影:メトメ)

キャンプ用のナイフとは、文字通りキャンプで使用するナイフの総称であり、主にシースナイフ・フォールディングナイフ・アーミーナイフの3種類に分けられる。

もちろん、キャンプだけでなく、釣りや登山などのアウトドアアクティビティ全般で使用できるよ。

料理で使えるタイプだけでなく、バトニング(薪割り)やフェザリング(焚き付けの作製)などのブッシュクラフトでも使用できるナイフまである

それに、キャンプ用のナイフはアウトドア向けに作られているため、持ち運びやすいのが多いのも特徴だ。

メインで使いやすいのは、シースとフォールディングの2種類!

アウトドアでのメインナイフとして使いやすいのは、「シースナイフ」と「フォールディングナイフ」の2種類だ。

それぞれに特徴があるので、用途にあわせて選ぼう!

料理やブッシュクラフトなど、幅広く使いたい人にはシースナイフ

シースナイフ
シースとは日本語で鞘(さや)のことを指す(撮影:メトメ)

シースナイフとは、1本の鋼材で作られたナイフのこと。シースとは日本語で鞘(さや)を意味し、シースナイフは鞘に収納して持ち運ぶのが特徴だ。

またの名をフィクスドナイフ(フィックスドナイフ)ともいう。

フルタング
鋼板とハンドルがあわさったフルタングが最も頑丈だ(撮影:メトメ)

シースナイフは、キャンプ用のナイフのなかで一番頑丈な構造のナイフ。その耐久性のポイントは、ナイフを形づくる鋼板のうち、ハンドル内部に隠れているタングと呼ばれる部分なんだ。

タングはフルタング・コンシールドタング・ナロータング・ハーフタングなどいくつかの種類に分かれるけれど、なかでも写真のようにハンドルの後端まで鋼板が通っているフルタングと呼ばれる構造はとても頑丈なんだ!

ブッシュクラフトをしている写真
フルタングのナイフでブッシュクラフトが行える(撮影:メトメ)

だから、料理で食材をカットするのはもちろん、いま流行りのブッシュクラフトでバトニングやフェザリングなんかも楽しめる

ぶっちゃけ、シースナイフを1本持っていれば、アウトドアの幅広い用途に対応できるんだ。

僕も愛用しているシースナイフはこちら!どれも使いやすくて頑丈なのでおすすめ!

料理メインで楽しみたい人にはフォールディングナイフ

フォールディングナイフ
料理に適しているフォールディングナイフ(撮影:メトメ)

アウトドアでの料理用にナイフがほしい人には、フォールディングナイフがおすすめだ。

フォールディングナイフを折りたたんでいる
ロックを解除して簡単に折りたためる(撮影:メトメ)

フォールディングナイフはそれほど頑丈な構造ではないので、シースナイフみたいにブッシュクラフトには向いていない。

だけど、刃が薄くて包丁と似た形状をしているため、食材のカットに適しているんだ。

それに、軽量で取り扱いやすいものが多いので、食材をただ切るだけではなく、皮むきやじゃがいもの芽取りなどといった細かい作業もしやすいのが利点だ。

さらに、刃を折りたたむことでコンパクトになるので、バックパックなどの隙間に差し入れて手軽に持ち運べるのもうれしいポイント。

フォールディングナイフは僕も愛用しているバックナイフとオピネルがおすすめ!どちらも老舗のナイフブランドでしっかりとしたつくりで、何より切れ味がいいんだ。

サブナイフとして持っておくと便利なアーミーナイフ

アーミーナイフ
栓抜きやハサミなどが一体となっているのがアーミーナイフの特徴(撮影:メトメ)

アーミーナイフとは、ペーパーナイフや栓抜き、ドライバーなどのツールが一つにまとまっているアウトドアギアだ。

メインツールがナイフなのでアーミーナイフと呼ばれるけれど、十徳ナイフやマルチツールっていう呼び方もあるよ。

全体的にコンパクトなので、シースナイフやフォールディングナイフみたいにメインナイフとして使うのには向いていない。

しかし、さまざまなシーンに応じて幅広く対応できるので、サブナイフとして一本持っておくととても便利だよ。

アーミーナイフは老舗ブランドのビクトリノックスやレザーマンを買っておけばOK!商品数が多いので、必要なツールがついているかしっかり確認してから購入しよう!

最初に買う素材はステンレススチールがベター

ステンレススチール
ステンレススチールはサビにくいので初心者でも使いやすい(撮影:メトメ)

ナイフの主な素材には、ステンレススチール(ステンレス)とカーボンスチール(炭素鋼)の2種類があるけれど、初心者におすすめなのはステンレススチール

ステンレススチールは切れ味も十分にあり、カーボンスチールよりもサビにくいのでメンテナンスの手間がかからない。手間がかからないっていうのが、使っていて何より楽ちんだよね!

カーボンスチールは、水分がついた状態で短時間放置しただけでサビてくる場合もある。以前、キャンプに持っていったおろしたてのカーボンスチール製のナイフがサビてきて驚いた経験があるよ。

持ち運び時には「銃刀法」に気を付けよう!

ナイフを持っている図
ナイフを持ち運ぶ際は銃刀法に注意しよう(撮影:メトメ)

キャンプナイフを携帯する際は、法律に抵触しないように要注意!銃砲刀剣類所持等取締法によると、刃渡りが6cmを超える刃物は、正当な理由(購入して持ち帰る途中など)がなければ携帯できない決まりになっているんだ。

だからといって、6cm未満であれば大丈夫という訳でもない。6cm未満のナイフでも、正当な理由がない場合は軽犯罪法の規制対象になる場合があるので、キャンプ場などの使用場所に到着するまでは厳重に保管し、安全に携帯しよう。

参照:警視庁

刃物の話 警視庁

また、キャンプから帰ってきた後にうっかりポケットやリュックに入れたまま外出し、取り締まりの対象になったというケースも。そのような事態にならないよう、帰宅後はすぐにナイフを保管するようにしよう。

  

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