夏じゃなくても!げんべい商店のビーチサンダルを履いて外へ繰り出そう!

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間もなく8月が終わり、うだるような夏の暑さともそろそろお別れの時期。皆はそれぞれ、思い思いの夏を過ごすことができただろうか。僕は以前アップした記事のように、帰省先の秋田でちぎれるほど羽根を伸ばしてきた。

今回は、僕が愛用している「げんべい商店」のビーチサンダルを紹介する。アウトドアだけじゃなく普段の生活でも気軽に履けるので、気になる人はぜひチェックしてみてほしい。

げんべい商店とは?

げんべい商店とは、神奈川県三浦郡葉山町を本拠地とする、ビーチサンダルをメインに取り扱っている国内メーカーだ。創業は約160年も前の江戸末期。当初は足袋屋として営業をはじめ、3代目足袋職人の葉山源一さんが1955年にビーチサンダルの販売を開始した。

なんと、国内で初めてビーチサンダルを販売した小売店はげんべい商店であり、以降60年にわたって歴史を受け継ぎ続けている。ちなみに、ビーチサンダルは内外ゴム(株)とアメリカ人デザイナーのレイ・パスティン氏が開発した、日本発祥の履き物なんだ。ここ、明日から使える雑学としてメモメモ。

現在はビーチサンダルのほかにアパレルにも注力しており、デザイン性と個性にあふれたTシャツは魅力的でついつい食指が動いちゃう。

これほど歴史あるメーカーがあることを初めて知る人も多いんじゃないかな。何を隠そうこの僕も、実は知り合いに聞いて去年その存在を知ったくらいだ。世間ではまだ、知る人ぞ知るビーチサンダルメーカーなのかもしれないね。

商品のコンセプトは「育てるビーチサンダル」。何度も使うことで足の形に馴染んでいき、履けば履くほど心地よく歩けるようになると謳っている。ではなぜ履けば履くほど足に馴染むのかを、げんべい商店のビーチサンダルの特徴から紐解いていこう。

げんべいサンダルの特徴は主に3つ!

「育てるビーチサンダル」と謳われる、げんべい商店のビーチサンダルの特徴は主に3つある。それぞれの特徴を詳しくチェックしていこう。

天然ゴムを採用し、足形に馴染みやすい

2年ほど履いたので、踵と親指のあたりがいい感じに育っている(撮影:メトメ)

ビーチサンダルの素材は、よく使用される合成樹脂のEVAのほか、レザーや布など幅広い。げんべい商店のビーチサンダルは天然ゴムを原料としている。天然ゴムとは、へベアブラジリエンシスというゴムの木の樹液から採取されるラテックスを凝固・加工したもので、世界の生産量の約90%をアジアで生産している。

天然ゴムはしっとりとした柔らかい感触で、履くと自重でソールがへこむ。そのため、履けば履くほどそのへこみが固定されていき、自分だけの足形にぴったりなビーチサンダルが育つという訳だ。

僕の愛用しているビーチサンダルもいい具合に育ってきたが、公式サイトに載っているものと比べるとまだまだひよっこ。これからもっとこの子とたくさんの時間を過ごさないとな。

歩きやすさにこだわった細かなこだわり

写真だと少々わかりにくいが、踵のほうがわずかに高くなっている(撮影:メトメ)

このビーチサンダルには、歩きやすさにこだわった細かな工夫もされている。ソールの高さがつま先と踵で異なっており、つま先は踵よりも約2mmほど低い。踵よりつま先が低いことで、スムーズな体重移動ができるようになっているんだ。

僕も過去にいくつかビーチサンダルを使ったことはあるけど、確かにこのビーチサンダルは歩きやすい。それほど踏ん張らなくても足を前に運べるので、長時間歩いても疲れにくいんだ。

鼻緒とソールにあしらわれた日本特有の模様

どことなく和の雰囲気が漂っている(撮影:メトメ)

公式サイトによると、鼻緒とソール表面のデザインは国によって異なる、個性が表れるポイントとのこと。日本のメーカーが販売しているビーチサンダルに多い模様が、鼻緒は「六本線」、ソール表面が「小波」。どことなく和の雰囲気を感じられ、日本らしさが醸し出されていると思うのは僕だけかな。

もしも海外製のビーチサンダルを持っている人は、模様の違いを比べてみるのも面白いかも。

げんべい商店のメインは國光モデル

げんべい商店のビーチサンダルは、國光モデルと呼ばれるものが販売されています。これは、4代目の葉山國光さんが手掛け、長年販売していた「ブルーダイア」をお客の声を取り入れて改良。履き心地と耐久性にこだわって完成させたモデルだ。現在のところ、商品は公式サイトからのみ購入できる。

ビーチサンダルのげんべい商店 | 公式サイト | 葉山町
履きやすさにこだわるビーチサンダルのげんべい商店です。シンプルなデザインで色は100パターン以上から選べるビーチサンダル。親子やワンちゃんとお揃いで着れるTシャツやドックウェアなど、アパレルも取り揃えています。

こちらは、内外ゴム株式会社が現在も手掛けているブルーダイアだ。

[ブルーダイヤ] 内外ゴム製 ビーチサンダル 国内正規品 鼻緒Dグリーン
ビーチサンダルが日本生まれってご存知ですか? 今から60年以上前の終戦後、神戸の内外ゴムによって作られた、この「ブルーダイヤ」こそが世界最初のビーチサンダル。 60年後の今でも原型を変えず生産され続けています。 素材は天然ゴム100%。ソールは前に2度傾いたテーパー型。 履くと姿勢が良くなり、人間工学的にも履き心地が証...
[ブルーダイヤ] 内外ゴム製 ビーチサンダル 国内正規品 鼻緒ホワイト
ビーチサンダルが日本生まれってご存知ですか? 今から60年以上前の終戦後、神戸の内外ゴムによって作られた、この「ブルーダイヤ」こそが世界最初のビーチサンダル。 60年後の今でも原型を変えず生産され続けています。 素材は天然ゴム100%。ソールは前に2度傾いたテーパー型。 履くと姿勢が良くなり、人間工学的にも履き心地が証...
[ブルーダイヤ] 内外ゴム製 ビーチサンダル 国内正規品 鼻緒ピンク
ビーチサンダルが日本生まれってご存知ですか? 今から60年以上前の終戦後、神戸の内外ゴムによって作られた、この「ブルーダイヤ」こそが世界最初のビーチサンダル。 60年後の今でも原型を変えず生産され続けています。 素材は天然ゴム100%。ソールは前に2度傾いたテーパー型。 履くと姿勢が良くなり、人間工学的にも履き心地が証...

サイズは15~32cmと、小さな子どもから足の大きい人まで幅広く対応。さらに、鼻緒とソールの色は組み合わせで100パターン以上から好きなものが選べる

僕は落ち着いた色が好きだったので、ソールは濃い目のブラウン、鼻緒は白を選んだ。届いた現物は想像通りの色味で大満足。今度はもう少しポップな色合いのものを買おうかな。ほかにもTシャツや、個性的なものだとビーチサンダル用の靴下なども販売しているから、一緒に買うのもおすすめ!

げんべい商店のビーチサンダルを履いて外へ繰り出そう!

夏が過ぎてもうすぐ秋に差しかかる頃だけど、ビーチサンダルはまだまだ健在。海だけじゃなくて、普段使いもできる優れもの。このサイトに辿り着いたのもきっと偶然じゃないはず。これをきっかけにげんべい商店のビーチサンダルを入手し、外に繰り出そう!

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