
アクアリウムは本当に癒されるけれど、毎日のエサやりだったり、水槽の掃除だったり何かと手間がかかりがち。だからなるべく効率的に掃除を済ませたいよね。
そのなかでも大変なのは、外部フィルターを使用している場合にやらないといけない、ホースやパイプの掃除。内壁にこびりついた水垢やコケをそのまま放置しておくと、水の流れが悪くなったり、濾過機能が落ちたりする場合も。
だけど、ホースは長いし、ガラスパイプは曲がっているしで、掃除の仕方に困っているという人もいるんじゃないかな。そこで今回は、長いホースや曲がったガラスパイプも楽々掃除できる便利アイテムをご紹介!
ちなみに、CO2ディフューザーにへばりついたコケと、水槽壁面の水垢の簡単な掃除方法は以下の記事で紹介しているので、困っている人はぜひ参考にしてね。
掃除に取り掛かる前に汚れの状況をチェック!


掃除前はこんな感じ。なんだこの惨憺たる状況は!?日頃から一瞥程度に確認はしていたのだが、改めてまじまじと眺めるとひどい。ひどいとしか言いようがない。こんなになるまで自分は放置していたのか……。お魚さんたちに申し訳ない。
僕は一念発起し、ホースとガラスパイプをすみずみまできれいにするべく立ち上がった。この掃除を手助けしてくれる強力な助っ人はコレ!
掃除に役立つ便利アイテム「パイプブラシ」

ホースとガラスパイプ掃除を強力にサポートしてくれる便利アイテムとは、この「パイプブラシ」。ホースクリーナー・水槽クリーナー・チューブブラシ・ワイヤーブラシ・ホースパイプブラシ・水族館ブラシなど呼称はさまざまだ。
写真の通り、ワイヤーは長さがあって自由自在に曲がるので、ホースやガラスパイプの掃除にぴったりなアイテム。今回僕が使っているものは155cmと、長さに不足なしだ。もっとロングなものもあるので、大型水槽で使っているホースやガラスパイプの掃除に役立ちそうだね。

ワイヤーの両サイドにはサイズが異なるブラシがついているので、掃除したいホースやガラスパイプの大きさに柔軟に対応できる。
実際に掃除してみた結果は?

ホースのサイズにあわせ、小さなブラシをゆっくりと入れていく。つっかかる部分がなくスムーズにブラシが入っていき、汚れがどんどんとれる。このとき、ブラシをホース内で何度か往復させるのがポイントだよ。

出水パイプにもつっかからずに入っていき、見る見るうちに汚れが落ちていった。ここもホースと同様に、何度か往復させるのがポイント。さて、ここからちょっとした難関に差し掛かる。

出水パイプの湾曲した部分を掃除する際は、ちょっとしたコツが必要だ。ブラシの先端を往復させ、パイプの湾曲し始めている部分に何度か押し付ける。このとき、ある程度力を込めて押す必要がある点に気を付けよう。何度か繰り返すうち、ブラシの金属部が徐々に曲がってパイプの形にフィットし、写真のように掃除できるようになるんだ。

反対側もこのように掃除することで、汚れを完全に取り去れる!

出水パイプと同じ要領で吸水パイプも掃除しよう。ただ、吸水パイプの先端部の汚れを落とす際はコツがいる。写真のように先端部までブラシを入れたら、ワイヤーを回転させよう。ワイヤーのねじれがブラシまで伝わると、吸水パイプの内部でブラシが回転して汚れが取りやすいんだ。

ほんの10分程度の掃除で見違えるほどきれいになった!もはや新品同様といっても過言じゃない、なんてね。長さのあるホースやガラスパイプの掃除は、外部フィルターを導入している以上避けられない宿命。
ただでさえ時間がかかるアクアリウムのメンテナンスはできるだけ時短で終わらせたいもの。これから外部フィルターの導入を考えている人は、ぜひこのパイプブラシを常備しておいてほしい。
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